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春祭りの後で

4月15日は当宮の春祭り、「春季例祭」をご奉仕しました。
宮司として3回目の春季例祭奉仕は、好天に恵まれ、初夏を思わせる温かさとなりました。
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春と秋の祭りの後の直会(なおらい)の席で、何をお話ししようかと毎回思案しますが、
今年はどうしても憲法改正の事についてお話ししておきたいと、
こんなことをお話ししました。
ちょうど震災から1年を迎えた熊本は、今日、慰霊の日を迎えていることでしょう。
地震大国と言われ、首都直下地震や南海トラフ地震も心配される今日。
わが国の災害への備えは、今のままで十分大丈夫なんでしょうか?
今日は、本当に北朝鮮からミサイルが飛んでくるかもわかりません。
もはやわが国は、平時ではなく、有事に直面しています。
国の守りは、今のままで本当に大丈夫なんでしょうか?
安倍首相の長期安定政権下、戦後最大の宿題である「憲法改正」がいよいよ
実現的なものとなりつつありますが、改正すべきであるとされるいくつかの重要項目の中に、
緊急事態条項の新設と、自衛隊を明記する、があります。
「緊急事態条項」は、世界の多くの国が憲法に定めており、
災害救助、災害支援、テロ対策などを法規に基づいて速やかに実施するためのものです。
また、国民の大多数が支持し、なくてはならない「自衛隊」の存在が、
憲法に明記されてないままなのは、安全保障体制の強化や自衛権を行使することに
決定的な障害が生じます。
どちらも、国を守り、国民の生命・財産を守るために必要不可欠な法律です。
それが、憲法には不備のまま70年を経て今日を迎えています。
私たちは、このままで、孫子の代へ放置してしまっていいんでしょうか?
来年は明治維新150年を迎えますが、維新の発端も欧米列強の植民地支配が
アジアに広がる中、国を守るために志士たちが立ち上がった改革でした。
草莽崛起が国を動かしました。
わが国に有事が迫っている今、国を守ることを、そのための憲法を改正することを、
国民一人ひとりが行動する時がきています。
今年の5月3日は、憲法施行70年目の憲法記念日です。
70年間一言一句変えられず、世界最古となった今の憲法の不備を、
国民が考える日となってほしいと願います。

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