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モチモチの木

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周南市美術博物館で開催中の「滝平二郎の世界展」に行ってきました。
滝平さんの「きりえ」と木版画。
輪郭の太い線や大きな目が印象的でした。
人のやさしさ、たくましさが力強く伝わってくるようでした。
絵心のない私でも感じることの多い作品展でした。
滝平氏の「きりえ」は、数多くの絵本となっているようです。
その中の「モチモチの木」という絵と話しがとても印象に残ったので、絵本を買って帰りました。
絵本「モチモチの木」は、斎藤隆介作、滝平二郎絵 です。
山の中でおじいさんと二人で暮らす主人公は、夜中に外の便所へ一人で行けないほどの臆病な子。
ある夜に腹痛をおこしたおじいさんを助けようと、勇気を振り絞り里のお医者さんを呼びに行くという
物語です。
勇気を出してお医者さんを呼びに行ってくれた主人公におじいさんが言った言葉。
   「 じぶんで じぶんを よわむしだなんて おもうな。
     にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっと やるもんだ。 」
深いいでしょ~。
やさしさが大きい人は、実は強い人なんだってことですね。
このお話しは、かつて小学校の教科書にも使われていたそうですが、
こういう絵本を子育て世代の親子にぜひ読んでほしいものです。
「滝平二郎の世界展」 7月26日まで周南市美術博物館で開催中です。
             周南市美術博物館 http://s-bunka.jp/bihaku/

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