二十四節気
昔から「節分の頃が一番寒くなる」と言いますが、その通りになりました。
朝のニュースでは、雪による被害も各地で発生しているようで、大変ですね。
この辺りも今朝はかなりの冷え込みで、雪景色となりました。
明日が「節分祭」だけに天候が心配ですが、どうなることでしょう。
暦通り、立春からは気温も上がるようですが。
寒い冬はつらいものですが、日本は季節がはっきりと移り変わる「四季」に
恵まれている国。
日本人の精神性や感性は、この「四季」によって育まれてきたとさえ言えます。
さらに暦には、一年を24の季節に区切った「二十四節気」があります。
この二十四節気は立春が起点であり、「立春正月」と言われる所以でもあります。
また二十四節気は、農業などでは重要な情報・知恵となっていて、
立春から88日目の「八十八夜」を過ぎると春霜が終わるので種まきを始めると良い
とか、210日目の「二百十日」頃は台風などに警戒をするようにとか、気候を
的確に知らせてくれるのです。
実は今月マレーシアに行く予定があり、最近現地のお話しをよく伺うのですが、
一年中夏といった国で生活していると季節感がないので、今がどんな時期なのか
わからなくなってしまうそうなのです。
まもなく暦の上では春を迎えます。
やがて春の温かさがやって来ます。
立春から始まる「二十四節気」を意識しながら、四季の移ろいを楽しみましょう。