シルクロードの音色
久しぶりのコンサートへ、初めて一人でのコンサートへ行ってきました。
正倉院復元楽器コンサート「よみがえる天平の調べ」を聴きに「ルネッサ長門」まで。
神社の関係でご案内を頂いたのですが、再来年当宮が創建1300年を迎えるということもあって、
同じく1300年前の楽器の演奏という縁を感じまして。
シルクロードの終着点であった平城京、そしてそこに集まった宝物の中から再現された楽器。
そこには、すばらしい宝飾が施されており、当時の文化の質の高さを感じました。
また、その音色は大陸を感じるような乾いた素朴なものでしたが、再現した当時の楽譜を演奏すると、
その曲の優雅さ、繊細さには驚きでした。
日本に多大な影響を与えた大陸文化。
そして、シルクロードを通じて大規模な交流がなされたあの時代の人々は、現代の我々以上に、
とても大きな心、健全な国際感覚を持っていたのではないかとさえ思いました。
楽団「天平楽府」の演奏もすばらしかったのですが・・・
それと同様に、いやそれ以上に印象深かったのが、NHKアナウンサー高橋美鈴さんの解説でした。
語りに聴き入り、顔に見とれ・・・。美しい方の美しい声はいいものですねえ。