形と心
まさに「花冷え」を感じる今日この頃ですが・・・
研修のため宿泊していた山口市内には、29日の朝、雪が積もっていました。
この時期、日中暖かいと思っての油断は禁物ですね。
さて、その研修ですが、神主さんの作法の研修会に参加してきました。
神主さんがお祭りを行う際の作法全般を「祭式(さいしき)」といいまして、神主としては
きちんと身につけておけねばならないものです。
そして、我流になったり、乱れたものにならないように、定期的に研修会が行われています。
神主以外の人が見ていて気づかないと思いますが、足や手の進め方、一つ一つに細かい
決まりがあり、正しい形というものがあるんです。
講師の先生がその中で、「心は形を求め、形は心を進む」と、ご指導下さいました。
まさしく、心は形に表れますし、形は心の鏡ですよね。
「形でなく、心が大事」なんて言う人もいますが、武道や茶道など「道」を探求するものは
まず形から入りますもんね。
正しい形、美しい形を求めることが、正しく美しい心を育てるんですね。
明日から新年度。新人の皆さん、ベテランの皆さん、自分の形を見直してみましょう。