秋いろいろ
二十四節気も「寒露」を過ぎ、秋も深まる時季かと思いきや、日中は日差しも強く30度前後の気温。未だに挨拶は「暑いですねえ~」となっています。
さて、秋にはいろんな楽しみがありますが、神社では「実りの秋」「祭りの秋」を迎えています。9月後半に御神田の「抜穂祭」(ぬいぼさい)と稲刈りを行いましたが、その初穂を束にして供える「懸税」(かけちから)を早速神前にお供えしました。懸税は伊勢の神宮で古くから行われているお供えの形です。
その伊勢の神宮では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に初穂をお供えする大祭「神嘗祭」(かんなめさい)が17日に行われます。当日は全国の神社でお祝する「神嘗奉祝祭」(かんなめほうしゅくさい)も。初穂は食糧であり貨幣同様経済でもあり、秋の実りは何より大切なものでした。
昨日は平生町佐賀にある白鳥(しらとり)神社の式年祭(しきねんさい)に、献幣使(けんぺいし)として奉仕してきました。式年祭とは一定の年を期して行う大祭で、白鳥神社では25年ごとに行われている由。献幣使とはお祭りに神社本庁からのお供え物である幣帛(へいはく)を奉る役です。
本来は昨年が25年の式年だったそうですが、感染症予防のため1年延期しての斎行。そして神輿や山車なども出せない祭典だけのお祭りとなりましたが、氏子代表の方々が参列される中で厳粛且つ丁重なお祭りが行われました。
また「スポーツの秋」も今真っ盛り。先日から下松市で開催されるバドミントンSJリーグ「バンクリーグ」に、地元「ACT西京」の応援に行ってきました。秋田の北都銀行、宮城の七十七銀行、香川の百十四銀行、地元西京銀行の4チームの戦い。バドミントンは、手足の長い選手が有利に思えますが、体の柔軟性や俊敏性もいい選手の条件のように感じましたねえ。
プロ野球も両リーグ共に優勝争いが大詰めに。一戦一戦、楽しませてくれますねえ。今年は五輪のお陰でプロ野球が長く楽しめています。
そして今年は「選挙の秋」でもあります。山口県は参議院議員補欠選挙の真っ只中。そこに19日から衆議院議員選挙が重なって行われます。国会議員の選挙ですから、この国を任せることができる人を選ぶ選挙。国家観は大丈夫か?実行力はあるか? 選挙は国民が国の現状と未来を考える大切な機会です。投票に行きましょう!
それから細やかながら私の「読書の秋」「食の秋」も。最近読んだ本は半藤一利さんの遺作となった『戦争というもの』。お孫さんが編集することを条件に書かれたそうで、おじいちゃんからのメッセージのように読みやすい本でした。
さらに、食の秋のお薦めは、PRとなりますが遠石会館のテイクアウトメニューから「秋の味覚弁当」2000円です。どうぞご賞味ください。