端午の節句
ブログの投稿が3月3日以来となってしまいました。
年度末年度初めの行事や春祭りなどで、何かと忙しい時期でもありましたが、心に余裕がなかったんではと反省しております。
さて、今年のGW(ゴールデンウィーク)は非常事態宣言下の都府県もあり、GW(ガマンウィーク)という呼び名も耳にしましたが、テレビでは昨年よりかなり人出の多い場所もあるようで、これから先の感染拡大が心配です。
今日は5月5日、端午の節句で、神前に菖蒲の花と柏餅と粽をお供えしました。
午前中が強い雨でお参りの方も少ない様子でしたが、そんな雨の中にも五節句の特別な御朱印を受けに来ていただいた方もあり有り難い限りです。
青空の下での「子供の日」とならなかったので、子供達も寂しい思いをしたかもしれませんね。鯉のぼりも今日は思うように泳げなかったかも。
昔々のこの日、平安貴族は菖蒲や蓬など薬草で邪気を祓う日としていました。その後武家達が菖蒲が尚武・勝負につながると男子の出世を願う日としたようです。後に江戸幕府が五節句を年中行事と定めたことで庶民にも広まっっていったとか。
兜や武者人形は武芸の上達を、鯉のぼりは鯉が龍になるという伝説から立身出世を願うもの。粽(ちまき)は茅が厄を祓うことを、柏餅は柏の葉が新芽が出るまで古い葉が落ちないことで子孫繁栄を願ったものです。
桃の節句に端午の節句、初宮詣に七五三。日本は昔からこうした行事を行い子供の成長を願い、またお祝いしてきました。子供を大事にしてきた国民です。そして、いつの時代も子供は国の宝ですね。
今日は「立夏」でもありました。そろそろ衣替えの季節です。