上巳の節句
今日、3月3日は五節句の一つ「上巳の節句」。「桃の節供」ともいい、ひな祭りの日です。
女の子の健やかな成長を願う行事と思う人が多いと思いますが、元々春を寿ぎ無病息災を願う行事で、旧暦3月の最初の巳の日に行ったことから「上巳(じょうし)」と言います。
この頃は季節の変わり目で、災いをもたらす邪気が入りやすいと考えられ、この日に穢れを祓う習慣がありました。これが「流しびな」となり、人形に厄を託すして健やかな成長を願う「ひな人形」となったのです。
今朝、神前に桃の花と菱餅を供えて「上巳祭」を行いました。桃は神話の中でも邪気を祓う神聖なものとして登場します。菱餅には諸説があるようですが、赤は桃の花、白は清浄、緑は若草の色であるともいわれているようです。
この時期は、天気も気温も変わりやすく、体調を崩しやすい時季ですね。感染症対策にも気を緩めず、心身を清め気を高めて健康に過ごせるよう祈りましょう。
当宮では、五節句の日に特別な御朱印も授与しております。どうぞお参りください。