台中65号
今日は「建国記念の日」。午前9時から「建国祭」を斎行。本殿内と境内に約200人の方々が参列下さいました。
初代神武天皇が橿原に宮殿をつくり大和の国を建国されてから2681年。世界で最も古い国の誕生日を誇らしく晴れやかにお祝いしました。
そして「天皇陛下の新年のお言葉のように、希望を胸に助け合い支え合って、コロナを乗り越えましょう!」と、ご挨拶しました。
さて先日、(株)はつもみぢの原田社長と台湾出身の陳さんから、児玉神社に珍しい日本酒が奉納されました。
このお酒は、陳韋仁(チン・イニン)さんが「台中65号」という日本と台湾に縁の深いお米でつくった日本酒です。その活動は島根県の酒蔵からスタートして4年目、昨年から周南市の(株)はつもみぢで醸造し、見事出来上がったお酒を奉納いただきました。
(株)はつもみぢの原田社長さんから、陳さんは児玉神社へ毎日参拝して酒造りに励んでいると聞いていました。日台の深い絆で出来た美酒に、ご祭神もさぞ喜んでお召し上がりの事かと存じます。
児玉源太郎台湾総督の時代、日本は深刻な米不足で台湾の米を日本に送る政策をとりました。しかし品種の違いから奏功せず、台湾米の品種改良を進めて出来上がったのがこの「台中65号」だそうです。
児玉源太郎のふるさと周南市で、台湾の蔵人が日台を結ぶお米でつくったお酒が児玉神社にお供えされた。日台の歴史の深さを感じます。
台湾と日本をつなぐ酒、2021年の台中六十五を醸す!(陳 韋仁 2020/12/01 公開) – クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)