古地図を片手に歩く
今年は「明治維新150年」。
欧米がアジアを次々と植民地化する中、700年続いた武士の時代から、近代国家建設への
大変革が行われた「明治維新」。
西洋の進んだ制度や技術に学びつつ、初代神武天皇の国づくりの精神に立ち返り、
天皇を中心とした日本独自の国づくりがなされたのです。
鉄道や電気、政治や法律、学校や紙幣、生活を支える様々なものが、明治の近代化に
よって始まっています。
長州もその歴史の中心で大いに活躍しましたが、萩本藩のみならず、支藩徳山藩にも
明治維新ゆかりの歴史はたくさんあります。
そこで先日、「古地図を片手にまちを歩こう」に参加して、ボランティアガイドさんの案内で
ゆかりの地を訪ねてきました。
江戸後期の「徳山藩御家中屋敷絵図」
児玉神社→旧藩学館跡→国司信濃自刃跡→毛利家墓所→旧藩角場跡→浅見安之丞・
児玉次郎彦生誕地→北の関門礎石→徳山藩館邸跡→児玉源太郎産湯之井戸
城下町徳山の様々な歴史を、ゆっくりと間近に感じることが出来ました。
現場に行ってみて、初めて知ることや改めて感じることがありました。
今年は、毛利徳山藩最初の藩主毛利就隆(なりたか)公と最後の藩主毛利元蕃(もとみつ)公
を祀る「祐綏(ゆうすい)神社」において、4月22日(日)11:00から「明治維新150年奉祝祭」
を行う予定です。
その前後、午前中には明治維新ゆかりの歴史探訪、午後には記念講演会も予定されています。
明治維新150年の年に、ゆかりの歴史に触れ、日本の来し方を知り、行く先を考える年に
したいものです。