須金のお宮の春祭り
今日はもう「立夏」。 汗ばむような初夏の陽気でした。
例年「こどもの日」は、兼務する須金の亀山八幡宮の春祭り。
平家の落人伝説が伝わる山間の里「須金」は、過疎高齢化が進む中でも、
皆さん明るく仲良く暮らしている地域です。
戸数も年々減少し、今は200戸を切っていますが、
若い夫婦が移り住んでレストランや葡萄づくりなどで暮らし始めたり、
若者が中心となっていろんなイベントが新たに始められたり、そうした明るい話題が
この地域に元気を与えているように感じています。
また、今年は地元の小学校も生徒が二桁になったという嬉しいニュースもありました。
しかし、過疎化高齢化の波は、誰にも食い止めようのない流れです。
氏子の皆さんにとって、「これから先、お宮を守っていくことができるのか?」という
不安も募っています。
氏子戸数は減る一方でも、高齢化を考えれば一戸あたりにお願いする奉納金は
今以上のお願いは無理。
そこで昨年「奉賛会」を結成し、故郷を離れて暮らしている子や孫や友人、
また須金に縁のある個人や法人に奉賛金のご協力をお願いすることとしました。
初年度、会長さんの熱心なご尽力もあって、50件以上の方から35万円以上の奉賛金を
お寄せ頂きました。
この奉賛金は、神社で積み立て、今後修復などの費用に充当させていただく予定で、
こうした支援は地元の氏子の皆さんには大きな支えとなり、安心ともなります。
また、ふるさとを離れて暮らす方々にとっても、ふるさととのご縁を結ぶことにもなります。
今年さらに、ふるさと須金への温かい支援の輪が広がってくれればと願っています。
大型連休で里帰りの家族もあるお陰で、
今年もお祭りの後の「もちまき」は、子供からお年寄りまで集まり賑やかな一時でした。