齋藤清の世界展
暦通りに、寒の入りからめっきり冷え込み、今日は「大寒」。
風邪ひかないように、夜は早く帰らないと・・・
さて、寒い時期は、美術館でゆっくり過ごすのもいいですねえ。
先日、周南市美術博物館で開催の「齋藤清の世界展」に行ってきました。
齋藤清は、会津生まれの近代日本を代表する版画家。
この度の展示会は、展示作品のほとんどが個人コレクターの作品。
そのコレクターが、我が家の長年のかかりつけ医であり、遠石八幡宮の責任役員も
していただいている山下医院医院長の山下武右先生なんです。
先生は、昭和40年頃から多くの現代版画を鑑賞しておられたそうですが、
昭和53年の診療所新築に際し、患者さんの癒しになるような版画を探す中で
齋藤清の作品に出合い、今や200点以上の作品を所有しておられるとのこと。
版画には様々な技法もあるのか、いろんな作風がありました。
作品の一つ一つから、やさしさや強さ、深い郷土愛や斬新な感性を感じましたし、
版画の世界の奥深さや幅広さに、認識を新たにしました。
実は、山下先生のご先祖は、毛利徳山藩の藩医を務められていた家柄。
来年維新150年を迎える時に、こうして会津と長州のご縁が結ばれたことに、
「齋藤清はさぞ苦笑いしていることでしょう」とも語っておられました。
お近くの方は、2月19日まで開催の「齋藤清の世界展」へ、ぜひ足を運んでみて下さい。