被災神社
先月からの熊本地震。
6日も震度3の地震が4回起きたようです。
これだけの長期間しかも強い余震が続けば、被災された方、避難されている方の心身に
想像を超える負担と不安がのし掛かっていることでしょう。
心からお見舞いを申し上げます。
さて、熊本市のシンボル「熊本城」も甚大な被害を受けていますが、阿蘇のシンボルである
「阿蘇神社」も痛々しい程の被害を受けていることは報道でご承知のことと思います。
この写真、この被害は衝撃的でした。
こうした状況の中でも、仮の参拝所を設け阿蘇神社の皆さんは頑張っておられるとのことです。
今はまだ、多くの方が避難生活や大変な毎日を送っておられる中ではありますが、
今後こうした被災神社の復旧は、被災地にとっては大きな励みになるはずです。
神社は地域住民の心の拠所であり、心安らぐ場所。
そして、祭りや様々な行事を通じて地域コミュニティーの中心となる場所。
住民にとって大いに公共性のある場所です。
しかし、法律上の縛りで行政からの支援金や全国からの義捐金は、神社などの宗教施設へは
一切配布されないのが現状です。
国や県の指定を受けた施設にはやがて一部の補助が充てられることはあるとしても、
被災地の宗教施設の復旧は、遠く厳しい道のりになるのです。
全国の神社を包括する「神社本庁」では、こうした被災神社の復旧を支援するため
被災していない各県の神社関係者へ対し、「神社義捐金」の協力をお願いしています。
よって当宮でも、「神社祈祷受付」と「会館フロント」にて、熊本県の被災神社に対する
「神社義捐金」の募金を開始しました。
被災地、そして被災神社へ心を寄せ、ご協力下さいますようお願いします。