宗像大社本殿遷座祭
福岡県の「宗像大社」(むなかたたいしゃ)は、道の神、導きの神と信仰される神社。
「宗像三女神」がご祭神で、三女神それぞれが沖津宮(オキツグウ)、中津宮(ナカツグウ)、
辺津宮(ヘツグウ)に祀られています。
「宗像三女神」は、全国の宗像神社、厳島神社のご祭神でもあり、
また、多くの八幡宮にもお祀りされている神様でもあります。
この度「平成の大造営」によって、辺津宮の本殿・拝殿屋根の葺き替えが竣工。
12月8日の夜、工事中仮殿に遷っておられた神様に本殿へとお戻りいただく
「本殿遷座祭」(ほんでんせんざさい)が行われました。
浄闇の中、そして身の引き締まる冷たい空気の中での、厳粛なお祭りでした。
(神様のご動座は、静寂な夜にすべての明かりを落として行われます)
薄い木の板を重ねていく「こけら葺き」の美しい屋根や社殿の装いを翌日に拝見。
ご神威(神様のお力)の蘇りを感じました。
内憂外患の中、まもなく新しい年を迎える日本が、どうか正しい道を歩みますように、
宗像三女神、守りたまえ、導きたまえ。