城下の桜
今から364年前の慶安三年。
毛利就隆公がこの地に居を構え「徳山」と改名し、毛利徳山藩が誕生しました。
それより明治に至るまで、「徳山」は城下町として発展してきました。
この毛利徳山藩初代藩主就隆公と、最後の藩主元蕃公を祀るのが「祐綏神社」。
今日は例祭を、当主毛利就慶様を始め毛利家ゆかりの方々ご参列の中、ご奉仕してきました。
祐綏神社の例祭は、毎年、桜の見ごろ4月3日です。
祐綏神社および、徳山動物園、周南市文化会館、山口放送などの一帯は、元毛利徳山藩の
お屋敷があったところ。
就隆公が城下に桜を植えたのが始まりで、今でも多くの桜を見ることができます。
よって徳山の桜は、毛利徳山藩の歴史の象徴ともいえますね。
ご祭神も、今日の満開の桜を愛でながら、さぞお喜びのことと存じました。
城下は桜は、今も多くの市民に親しまれています。
そしてこの桜が、徳山が城下町で栄えたことを、今に伝えてくれているように感じます。