回天慰霊祭
大東亜戦争において、人間魚雷「回天」を搭載して戦った潜水艦の一つ「伊58潜水艦」の関係者、
また京都の神職有志の方々一行が、毎年3月下旬、「回天の島」大津島に、慰霊祭奉仕にやって
来られます。
13回を数える今年の慰霊祭奉仕にも、伊58潜水艦橋本以行艦長のご子息梅宮大社宮司さん
を始め、元乗組員の方2名、元乗組員の奥様などゆかりの方々が参列される中、回天記念館の
慰霊碑の前でご奉仕されました。
今年は平日のご奉仕となり、一行にご一緒し、初めて参列することが叶いました。
大津島は徳山港からチャーター船だと約15分で到着します。
島の小高い場所に、「回天記念館」はあります。
記念館へのアプローチには、回天烈士の出身県と名前が刻んであります。
実物大の回天の模型。
周南市 「回天記念館」ホームページ
http://www.city.shunan.lg.jp/section/ed-sports/ed-shogai-bunka/kaiten/
好天に恵まれ、日章旗と旭日旗が鮮やかに。
桜は3分咲きくらいでしたが、慰霊碑にはやはり桜が似合います。
碑前には「伊58潜会」の旗も添えられました。
お供えの中にアイスクリーム。 「もう一度アイスクリームを食べたい」と言って
出撃していった烈士の言葉を、元乗組員の方から聞いてとのこと。
京都市内の神職さんによる心のこもった慰霊祭奉仕でした。
一行の宿泊は、毎年地元湯野温泉の「紫水園」さんにお世話になります。
そこでの直会にもご一緒させていただき、潜水艦に搭乗していた当時のお話しなども
伺いつつ、皆さんと楽しい時間を過ごさせてもらいました。
橋本以行艦長のご逝去後に始められたというこの慰霊祭。
遠来の奉仕団一行のご熱意に応えて、地元として今後も微力ながら協力を続けてまいりたい
と思っております。