KEKKONSIKI
今年は春分の日が金曜日で、春の3連休となりました。
朝晩はまだ肌寒く感じますが、日中はほんとに穏やかな陽気となり、桜の蕾もずいぶん膨らんで
きています。
さて、この連休中、彼岸の祖霊祭に出かけたり、結婚式をご奉仕したり、またブライダルフェア
で模擬挙式の解説をしたりと、いろいろありましたが、春の陽気の中での結婚式は実に気持ちが
よいものであります。
土曜日には、また外国の方の結婚式がございました。
年間数件ですが、増えている国際結婚式を奉仕しながら、私は海外から日本文化への理解が
進んでいることの顕れではと、うれしく感じています。
日本人と知り合って日本の魅力を理解する外国人が増えている。
逆に、海外に出てみて日本の魅力を感じる日本人も増えている。
品格のある日本の女性は外国人男性にもてる。
海外の方の神前挙式に際して、そんな理由を勝手に想像しております。
この日の新郎新婦は、シンガポールに暮らすお二人。
新婦さんは周南市鹿野出身で、メークアップアーティスト。
新郎さんはインドネシア出身で、フォトグラファー。
お二人は、シンガポールで日本の結婚式を宣伝し、日本での挙式をサポートする仕事を
しておられるそうで、こういう仕事があるくらいですから、京都市内の神社などは、外国人の結婚式
の数もかなり増加していることでしょう。
私は、「結婚式はその国の伝統文化である」、という信念で奉仕しています。
世界の国々、世界の民族に、それぞれの文化があり、それぞれの結婚式がある。
それゆえに、自国の結婚式は大切であると。
日本の結婚式は、日本しかないので、WEDDINGでもなく、BRIDALでもなく、KEKKONSIKI。
こう表現するのもいいかも。
世界に誇れる、日本の美しいKEKKONSIKIだから、海外からの新郎新婦もWELCOME。
海外からの評価の声によって、国内での評価が上がることは、日本ではよくあること。
外人さんの神前挙式の姿を見て、KEKKONSIKIの意味や魅力に気づく日本の若者たちが、
増えてくれることにも期待したいところです。