寄贈式
昨年7月、神奈川県の常盤様より、「ゆかりの地で保存頂きたい」というお申し出で、
児玉神社に奉納頂いた「児玉源太郎騎馬像」。
立派なブロンズ像なので周南市美術館に相談し専門家に調査頂いたところ、銘はないが
近代彫刻の先駆者大熊氏広氏の作品でほぼ間違いなく、、明治後期から大正初期に造られた
ものであろうと解りました。
よって、神社の奥に閉まっておくよりは、広く皆様にご覧頂くことが奉納者のご意向に叶い、
神社としてもご祭神の顕彰になることから、本日、児玉神社より周南市に寄贈をいたしました。
児玉源太郎騎馬像 伝 大熊氏広作
周南市美術博物館で、黒神宮司より木村市長へ寄贈
ブロンズ像の台座正面には、「不滅而生 不亡而壽」との文字が刻んであります。
これは、児玉大将の生き様や功績が永遠に伝わることを願う、という意味にもとれます。
木村市長からも、「美術博物館で今後展示の機会をつくり、多くの方にご覧頂き顕彰したい」、
との言葉を頂きました。
この凛々しい姿のブロンズ像が、児玉源太郎大将の偉業を知る、伝える一つの切っ掛けと
なってくれることを切に願う次第です。