奉幣の儀
新殿へ遷御の翌朝、お食事が供えられる「大御饌」(おおみけ)。
そして、天皇陛下お供えの幣帛が奉られる「奉幣」(ほうへい)が行われます。
10時からの「奉幣」参進を見ることが叶えばと、内宮へと向かいました。
朝から多くの参拝者です。
前日、「臨時出仕」として庭燎のご奉仕をさせて頂いた長男とも合流。
大学の先生方と参道脇から「奉幣」玉串行事所を見学できる場所にいるとのこと。
様子のよく見える場所でご一緒させていただきました。
昨晩の「遷御」に続き「奉幣」にご参列の秋篠宮殿下
幣帛の納められた辛櫃(からひつ)
神宮祭主様、大宮司様
奉仕員の列、この先で太玉串行事が行われます
遷御の翌日とあって多くの参拝者。その列は数百メートルに。
直会は、おはらい町で、伊勢名物のセットで。
内宮では、この日も午後から夜にかけて、
古殿内の神宝や幣帛を新殿に移す「古物渡」(こもつわたし)
御神楽の前に神饌を奉る「御神楽御饌」(みかぐらみけ)
天皇陛下の差し遣わされた宮内庁楽師奉納の「御神楽」(みかぐら)
と祭儀が続き、3日間にわたる内宮の遷宮がやっと終わります。
続いて外宮の遷宮が、5日の遷御を中心に3日間行われますので、
奉仕員の方々には6日間続いてのご奉仕となることでしょう。
重儀の連続だけに、心身共に大変なことと拝察します。
2日、5日と、両宮共に新宮への遷宮が無事終了しました。
洵に慶賀に存じます。
明年3月末までは、新殿、古殿の両方がお参りできるようです。
これまでの20年への感謝、これからの20年への祈りを捧げに、
国民の総氏神様「お伊勢さま」へどうぞお参り下さいませ。