宗像大社
連休の合間に、福岡県の「宗像大社」にお参りに行きました。
宗像大社は、全国の宗像神社の総本社。
ご祭神の「宗像の三女神」は、遠石八幡宮にもお祀りされていますが、
全国の八幡宮の多くに、祭神としてお祀りされている神様です。
今年の正月に、神主修行中の長男が実習でお世話になったので、そのお礼参りも
あって出かけました。
とても気持ちのよい参道
風格高い辺津宮
宗像大社の御祭神である三女神は、あらゆる道の導きの神様として崇められ、
現在も交通安全の神様として広く崇敬されています。
この三女神は、玄界灘の沖ノ島に「沖津宮」、大島に「中津宮」、陸地に「辺津宮」
と、別々のお宮にお祀りされています。
辺津宮の奥、小高い場所にある「高宮祭場」にもお参りしました。
ここは、三女神が降臨された神域で、今でも庭上祭祀が行われているそうです。
古代のお祭りを今も続けている祭場です。
神々しい高宮祭場
参拝後、お忙しい中を、葦津権宮司さんに神宝館をご案内いただいたきました。
神宝館には、古代に国家祭祀が行われていた沖ノ島から収集された国宝約八万点が
収蔵されていると聞いてびっくり。
「海の正倉院」と呼ばれるスケールがよくわかりました。
大陸と日本の中間点にある孤島で、大和朝廷の重要な国家祭祀が行われてたことに、
歴史のロマンを感じました。
宗像大社は古代と現代をつないでいる神社です。
宗像大社 http://www.munakata-taisha.or.jp/index.html
それから宗像大社は、『海賊と呼ばれた男』出光佐三店主が、格別な崇敬を
寄せられた神社としても有名。
「日章丸の鐘」の展示もご案内いただきました。
1962の刻印に、「生まれた年ですよね」と葦津権宮司さん。
そう、私と葦津さん、同い年なんです。
1962年完成の「日章丸3世」当時世界最大級13900トンの鐘です。
神信心の篤い出光佐三氏と宗像大社のつながりは、大変深い歴史があります。
古代のロマンと出会える「宗像大社」。
またぜひゆっくりお参りしたいと思っています。