人々の幸願いつつ
27日(日)山口市阿知須のきらら浜にて開催の第63回全国植樹祭にご臨席のため、
天皇皇后両陛下が26日(土)いよいよ山口県に行幸啓されます。
全国植樹祭 http://63syokuju.pref.yamaguchi.lg.jp/syokuju/about.html
山口県での全国植樹祭は、昭和31年に防府市で第7回大会が開催されて以来の
56年ぶり2回目だそうですが、ちょうど昨日お会いした防府市の方が、
「小さい頃に天皇陛下を間近でお迎えしたのを覚えている」とおっしゃられたので、
「それは昭和31年の植樹祭会場が防府市だったので、昭和天皇が行幸された時の
ことでしょうね」という話しになりました。
小さい頃の天皇陛下の印象が、ずっと記憶に残ってるんですねえ。
今上陛下の行幸は、ご即位以来平成15年11月の鹿児島県の行幸を以て
全国47都道府県をすべて巡幸されておられます。
そして天皇皇后両陛下は、その年の歌会始の「幸」の御題に、次のように
詠まれています。
天皇陛下御製
人々の幸願いつつ国の内 めぐりきたりて十五年経(へ)つ
皇后陛下御歌
幸(さき)くませ真幸(まさき)くませと人びとの
声渡りゆく御幸(みゆき)の町に
両陛下が、このような大御心(おおみこころ)を以て全国各地をご巡幸され、
国民の苦しみにも悲しみにも心を寄せられ、励ましのお言葉をかけてこられた
ことに、感謝と感動を覚えずにはおれません。
こうした両陛下の大御心に多くの国民が勇気づけられ、国造りに励み、我が国の
今日の繁栄があるのだと痛感します。
この度の全国植樹祭への行幸啓も、英国帰国後の間もない中、洵に有難き極みです。
両陛下行幸啓への感謝の気持ちを、あるかポートでの奉迎式典とご安在所に向けた
提灯奉迎で、多くの県民の皆さんと共にお伝えしてきたいと思います。
昨年秋の山口国体への行幸啓の折には、ご安在所周辺に適地が確保できず、
計画した提灯奉迎が叶わなかっただけに、奉迎委員会も今回の提灯奉迎には
熱が入っています。
その思いが通じ、27日はどうにか雨の心配も無さそうです。