お屋根の葺き替え竣工
須金地区は約200戸の家が点在する山間の過疎地。
その鎮守様である亀山八幡宮は、遠石八幡宮からご神霊(しんれい)をお祀りした
歴史のある神社です。
平成18年に先代宮司さんが急逝されたことにより総代さん方からの依頼で、私が
兼務で宮司を務めていますが、就任当時からご本殿屋根の傷みが心配で葺き替えが
懸案事項でありました。
そして、創建1300年を迎えたことを機に、5年を目処に少しずつ積立をしようと
決め、本年いよいよ3月から屋根の葺き替えに着工し、先日目出度く屋根修復工事が
竣工しました。
カラーステンレスで綺麗に葺き替えられた本殿屋根
併せて拝殿の内装工事も行いました
よって、4月29日に「本遷座祭」(ほんせんざさい)」を奉仕。
「本遷座祭」とは、屋根工事の期間中、仮の場所に遷って頂いていたご神霊の宿る
「御霊代」(みたましろ)を本殿にお遷しする祭りで、こうしたお祭りは、夜に行う
ことになっています。
氏子を代表して総代さんが玉串拝礼
祭典後の記念撮影
5月5日の春祭りを、今年は本殿屋根竣工奉祝の春祭りとして行います。
綺麗に葺き替えられた本殿の屋根を見て、氏子の皆さんにも安心してもらえることと
思います。
神社は、先祖たちが、努力の上に今に守り伝えてくれたもの。
私たちも、努力を重ねて次代に守り伝えなければなりません。
高齢化、過疎化が進む地域ではありますが、この度の屋根葺き替えが氏子の皆さんの
力でこうして完成したことは、地域の皆さんの自信や元気にきっとつながるのでは
ないかと、そう願っています。