震災復興祈願祭の御礼
11日、朝のニュースでは、東北には雪が舞っていました。
鎮魂の雪、のようでした。
午後2時から、本殿前で、震災復興祈願祭を斎行。
強風の中でしたが、被災地にはもっと強い風が吹いているんではないか、
と思いを馳せながら奉仕しました。
徳山回天太鼓による「鎮魂」の演奏。
太鼓の音が、私たちの心に響きました。
きっと、被災地にも届いたことと思います。
東北の海岸を思わせるような(ちょとおおげさですが)強風の中での黙祷。
気持がこもるように、という神様の演出だったのでしょうか。
「復興餅つき」も、元気な掛け声が飛び、約200人分のきな粉餅がちょうど
なくなりました。
そして、徳山にも、鎮魂の雪が舞い始めました。
遠石会館内の会場では、スマイルアクションプロジェクトの運営で、
「東北応援イベント」が開催されました。
宮城県南三陸町や石巻から海産物がたくさん届き、こんなに売れるの?という
心配もありましたが、多くの皆さんの来場と協力で、ほぼ売れたようです。
東北は食の宝庫。旬のわかめを始め、おいしそうなものばかりでした。
被災地の様子や、ボランティア活動の様子、御礼の手紙などのパネル展示も、
みなさん真剣にご覧になっていました。
裏千家淡交会青年部主催のチャリティー茶席も盛況で、着物姿の方々も多く
お見受けしました。
チャリティーコンサートも、出演者の思いのこもった演奏が、心に響きました。
復興祈願祭後のご挨拶の中で、被災地の方の気持を、今一度みなさんと感じたいと
思い、スマイルアクションプロジェクト代表松原さんの元に届いた被災地からの手紙
を紹介しました。
その手紙には、
「3月11日をあの震災を忘れないで下さい。沢山の命が希望が夢が流れてしまった
あの日をどうかみなさん忘れないで下さい。」 とありました。
被災した方々は、家族の命や、そして希望や夢も奪われてしまったことを、
忘れないでほしいと願っておられます。
奪われた命を取り戻すことはできませんが、早く希望や夢が取り戻せるように、
みんなが心を寄せ、出来ることをしていくことが大事だと感じました。
震災によって、被災された方々の姿を見て、救援・支援にあたられた方々の姿を
知って、被災していない私たちは、多くのことを学ばせてもらいました、
気づかせてもらいました。
当たり前の毎日がどれだけ幸せなことか、人の絆がどれだけ心強いものか。
人の素晴らしさも、自然への畏れも、価値観や人生観も。
尊い命と犠牲の上で学んだそのことも、私たちが決して忘れてはいけないことだと、
改めて感じた一日でありました。
ご協力頂いた方々に、ご来場頂いた方々に、心から御礼を申し上げます。
当日撮影に来てくれた友人のブログ
http://www.wizzplanning.com/modules/d3blog/details.php?bid=1634