イセヒカリ
26日に、祈年祭をご奉仕しました。
祈年祭(きねんさい)は、「としごいのまつり」とも言い、
年=稔(みのり)を祈る、つまり今年の五穀豊穣を祈る祭りです。
今年から神社の神饌田(しんせんでん=お供えのお米を作る田)をお引き受け頂く
内山様にもご参列頂き、祭典後に神前で「イセヒカリ」の種籾を授与いたしました。
「イセヒカリ」の種籾は、原種保存に取り組んでいる山口県神社庁から
譲り受けたものです。
「イセヒカリ」は、平成元年の秋、伊勢神宮の神田で発見された新品種。
風や害虫に強く味はコシヒカリ以上と、日本の農業を救う米とさえ言われています。
最近では、無農薬栽培する農家や、日本酒に使う酒蔵などもあり、知名度も広まり
つつあります。
この度、「神饌田での耕作をイセヒカリで」とお話ししたら、内山様からも
「以前からイセヒカリを作ってみたかった」というご返事を頂いた次第です。
今年から始める神饌田での米作りとお祭り。
春の御田植祭、夏の御田頭祭、秋の抜穂祭を奉仕しながら、立派なお米が
出来ることをとても楽しみにしています。