開戦70年
大東亜戦争開戦の昭和16年12月8日より、今年で70年を迎えました。
今の日本が平和過ぎてずいぶん昔のような気になりますが、考えてみると
70年前って、そんなに大昔の事じゃあないですよね。
「日本だけが悪いことをした戦争」という、バランスを欠いた歴史認識の呪縛から
未だ抜け出せない日本ですが、あの戦争が仕掛けられた戦争であり、自存自衛の
戦争であったことを、今や多くの日本人も知る時代となりました。
日本国政府も、東京裁判史観の呪縛、近隣諸国の圧力に屈せず、毅然として日本の
名誉回復に向かってほしいと願いますが、現政治体勢では望むのも無理といった
ところでしょうか。
70年前の開戦の日、昭和天皇が発せられた『開戦の詔』の中には、
東亜安定に関する帝国積年の努力は悉く水泡に帰し、
帝国の存立亦正に危殆に瀕せり。事既に此に至る。
帝国は今や自存自衛の為、蹶然起つて一切の障礙を破砕するの外なきなり。
と、わが国が開戦やむなきに至った理由が「自存自衛」にあることが明確に
宣言されています。
「自存自衛」の戦いについては、占領軍司令官のマッカーサーが、帰国した後の
公式の場で、東京裁判について証言した言葉の中でも明らかになっています。
「日本が戦争に突入した目的は、主として自存自衛(セキュリティー)のために
余儀なきものであった」
経済封鎖によってわが国は追い込まれ、犠牲を伴うことは判りつつも、
戦って国土、国民を守る道を選ばざるを得なかったのです。
いや、尊い命を捧げても戦って下さったそのお陰で、植民地と奴隷になることなく
今の日本が存在していると言えるのです。
こうした日を契機に、日本人同志が正しい歴史認識を確かめ合い、先人達への感謝と
日本人としての誇りを語り伝えていかなければならない、そう思います。