西厚保と長府へ
霜月に入ったというのに、温かい日が続いています。
まだ冬物では暑いような気がして、スーツの衣替えもしないまま。
しかし、神社の装束の衣替えは、11月1日にしました。
当宮では、装束の衣替えの時季を立冬・立夏としており、11月1日の
月始祭から冬物装束を着用し始めました。
それから、この日は美祢、そして下関へと。
美祢市西厚保の宮崎先生宅へ、鎮守の森コンサートの御礼にまいりました。
今年は「琉球舞踊」の魅力を堪能させてもらいました。
鎮守の森コンサート http://www.toishi.co.jp/hachiman/chinju/index.html
今年で9回目を迎えたこのコンサートは、宮崎義敬先生のご厚情と人脈によって
毎年開催できているものです。
よって、毎年御礼に伺うのですが、ご多忙な先生とゆっくりお話しできるのは
この時ぐらいで、それを楽しみにして出かけてもおります。
今年もいろいろなお話しを賜りましたが、
「人生、棺桶に入るまでは何が起こるかわからんものだよ」
というお話しなどもありました。
そして、現在は宮崎先生のご長男が宮司をお務めの「神功皇后神社」へお参り。
厚保の歴史と忌宮神社とのご縁を、今更ながら知った次第でした。
その後、下関市長府へ。
そして忌宮神社へお参りしました。
11月3日に放駒部屋の奉納相撲など「三日相撲」と呼ばれる行事があるそうで、
境内には幟や土俵が設けられていました。
小結に昇進した豊真将関も子供の頃この相撲に出ていたとか
そしてこの晩、神職有志の会で、ささやかながら、ある宮司さんの神職身分昇進の
お祝いの席が、長府の老舗「古串屋」さんで開かれました。
下関らしいふく刺しの盛りつけ 「鶴」だそうです
因みに、神職には経験年数や奉仕の実績などにより身分という区別があり、
神社本庁から授与されます。
そして、級によって着用する袴の色が変わっていきます。
特級 (白に紋入)
一級 (紫に濃い紋入り)
二級上 (紫に薄い紋入り)
二級 (紫)
三級 (浅黄)・・・青色に見えますが
四級 (白)
神社にお参りの際、神主さんの袴の色に注目してみて下さい。
また、「白に始まって白に終わる」というのも興味深いでしょ。
よく「日本酒みたいですね」とも言われますが・・・