歌会始の儀
今日も冷え込みの厳しい一日。
日中小雪も舞いました。今晩から明日朝が心配なところです。
今日と明日は、大学入試センター試験。
全国的に荒天となり、受験生、親御さんも心配なことと思います。
今朝も、受験生や親御さんらしきお参りを見かけました。
努力が実ることを祈るばかりです。
さて、昨日は「宮中歌会始の儀」が行われました。
今年のお題は「葉」。
天皇陛下御製
五十年(いそとせ)の祝いの年に共に蒔きし白樺の葉に暑き日の射す
皇后陛下御歌
おほかたの枯葉は枝に残りつつ今日まんさくの花ひとつ咲く
天皇陛下は結婚50年の時の場景を詠まれておられると思いますが、
仲睦まじき両陛下のお心が伝わってまいります。
歌会始は、ご皇族のみならず、誰でも参加できる国民行事です。
そして今回、一般応募2万首の入選10首に、周南市の岡本義明さんの歌が
選ばれております。すごいことです。
山口県周南市 岡本義明さん
草の葉の切れ端のこるシャワー室妻は夏日の草を刈りしか
神主は和歌に親しまねばなりませんが、なかなか難しゅうございます。
研修でも和歌を詠むことがありますが、添削だらけにございます。
しかし、三十一文字に凝縮された和歌というものは、日本の貴重な文化。
そして、心打つものであり、心を磨くものと存じます。
周南市教育委員会が、「子ども百人一首」という取り組みをされているのを
先日新聞で知りましたが、とても素晴らしいことですねえ。