歳旦祭
今年も後一日となりました。
正月準備も、寒い中、職員とアルバイトの皆さんが頑張ってくれ、
順調に進んでおります。
明日はいよいよ大晦日。
天気だけが心配ですが、準備万端整えて、参拝の方々をお迎えしたいと
思います。
大晦日には、午後4時から「師走の大祓式(おおはらいしき)」を行います。
本殿で、今年の罪や穢れを祓い清めます。
この「大」は「公」の意。
全国の神社で「大祓式」が行われ、国中が清められるということです。
そして、元旦午前0時を迎えて「歳旦祭(さいたんさい)」を行います。
歳旦祭は、新年を言祝ぎ地域の平和と繁栄を願う年始の祭り。
全国の神社でも歳旦祭は行われますが、宮中においても、天皇陛下自らが
歳旦祭をご奉仕になられ、国民の幸せと国の平安を祈られるのです。
天皇陛下御製 歳旦祭
「明け初むる 賢所の庭の面は 雪積む中に かがり火赤し」
夜明け前の寒さの中を、国家・国民を思い、祈りを捧げられる陛下のお姿が、
目に浮かんでまいります。
宮中で、神社で、そして家々で、「新年の祈り」が行われる。
良き年を日本中が祈る。
それが、日本のお正月なんですね。
今年もブログをお読み頂いた方に、深く感謝します。