豪雨の中の京都紀行
今朝の青空は、ほんとに「梅雨明け」って感じの快晴でした。
前日まで豪雨が続いたので、余計にそう感じました。
それにしても近年の豪雨は異常です。
被災した地域の方々の映像を見て、本当に気の毒に思います。
さて、そんな豪雨の中の14日、大変お世話になった方のお祝いの会があり、
京都まで行ってきました。
その日の朝は在来線が運休というニュースが流れ、いよいよ新幹線も小倉~広島間で
運転を見合わせている、という状況。
「どうしても行きたいが、新幹線が動かなければあきらめよう」と決心。
一分の望みをかけてかなり早めに家を出ることにしました。
徳山駅では、ダイアは2時間以上遅れているとのこと。
取り敢えず切符を買って改札を入ってみれば、「今ホームに一本停車中だが、
いつ発車するかはわからない」とのこと。
乗って待とうと、飛び乗ると運良く座れる。
かなり待つかもと覚悟しながら本を広げたが、30分もしない内に発車した。
九州から乗って来ている人はすでにかなりお疲れの様子。まだ運がいいと思う。
発車した新幹線も広島止まり。広島から先もどうなるかわからないとのアナウンス。
広島で降りて、ホームの入線表示を確認すると、50分後に東京行きのぞみが入ってくると表示が出た。
これはしめたと、弁当を買い、表示の番線に並んだ。
ホームは、広島で降りた人と乗る人で、どんどん人があふれていく。
人が多すぎて、乗車待ちの列もだんだん乱れ始める。
その時、さっき出た東京行きのぞみの表示が消える!
え~っと思ったがどうしようもないので、次もこの番線に表示が出ることを祈って
そのまま並ぶことに。
しかし、しばらくして、今度は反対側の番線に東京行きの表示が!
どこが列の末尾かわからない状況だったが、思い切って反対側に移動。
でも、この位置ではとても座れそうにない。座れないとこの弁当も食べられない。
食べずに京都まで行って食べることになると、時間的に京都でのご馳走が
おいしくなくなってしまう。
どうしたものか?
その時「グリーン車なら座れるかも」と思いつき、思い切って移動する。
グリーン車のあたりも人が多いが、座れる可能性がかなり高いはず。
それも、この番線に時間通りに入線してくれたらの話しだが・・・
これ以上遅れたらホームがパンクする状態で、のぞみが入線!
みんな疲れた表情で乗車するが、すでに通路は立ってる人で一杯だった。
めでたくグリーン車に座れる。
で、車掌さんに「空いてる席の切符を買いたい」というが、どの車掌さんも
「少し待って下さい」ばかり。
他にも私のように切符を買いたいと声をかける人がいるが、忙しくて対応できない
様子。
私は、早く自分の席で弁当が食べたいので、度々呼び止めた。
やはり、心情的に、人の席では弁当を広げられない。
しばらく後、やっと空いた席に案内してくれて、切符を発券してくれた。
落ち着いて弁当を食べるが、シートが良すぎるのもちょっと落ち着かない。
ずいぶん久しぶりのグリーン車だったからか。
そして、長時間かかって、無事京都に到着。
改札の前で「のぞみ利用の方には払い戻しがあります」と案内している。
グリーン料金とほぼ同額が払い戻しとなった!!!
得した気分になって、京都の会場へ向かい、お祝いの会に間に合ったのである。