講話の研修
先日、久々に神主さんの講話研修会に参加しました。
やはり、一生修行、一生勉強ですね、何の世界も一緒だと思いますが。
古来より神主は、ただひたすらに祭祀を奉仕し神と人との仲をとりもつのが務めであります。
神社も、布教宣伝をするいわゆる宗教とは違う世界に属していましたので、
説教などもしてきませんでした。
また、古くから「言霊(ことだま)信仰」という、言葉の霊力を信仰してきましたので、
口に出す言葉というものをとても大切にしてきた歴史があります。
よって、語ることに非常に慎重でもありました。
しかしながら、現代社会では「語らずば伝わらず」という現実もあり、
神主が祭典後に講話をすることが大切になっています。
この日は、そうした神社での講話を実習する研修でしたが、
なかなか先輩方のようにうまくはいきません。
まだまだ修行が足りません。反省しきりです。
こういう時、「稽古不足を~幕は待たない~」という歌詞を思い出します。
これは、ある方が梅沢富美男の「夢芝居」という歌の中にこういう歌詞がありますが・・・
と話されたことがあって、未だに思い出すことがあります。
次回は、5月にまた実習せよ、とのご沙汰がありましたので、
幕が開く前に、しっかり稽古をして臨もうと思っております。
今日から弥生三月です。
今日は高校の卒業式でもありました。
晴れやかな、いい天気になりました。
会館ロビーに生けられた 桃の花