国家の品格
2月はブログに全く手つかずというお粗末でした。反省です。
 弥生3月、明日、明後日とは寒くなるようですが、春を感じるようになりました。
 花粉の季節でもあり、鼻の調子が良かったり、悪かったり。
 さて、本というものはなかなか一気に読めないのが常ですが、先日買ったは文庫本は
 「なるほど」「うんうん」とすぐに読み終えた、おもしろい本でした。
 今話題の、数学者藤原正彦さんが書いた『国家の品格』(新潮新書)です。
 合理とか論理、自由・平等、民主主義・・・こうした欧米の輸入品を疑ってこなかったことの過ち。
 武士道精神や情緒・感性を大切にしてこなかったことへの警鐘。
 なんと、数学の天才にも自然への情緒が必要なんだそうです。
 そして、日本と日本人に勇気と自信を与えてくれる本です。
 訴訟の多さからしてアメリカはルールの国と言われますが、アメリカでも日本でも
 今日の事件をみるといくらルール(法律)をつくっても、ルールの規制では社会が良くならない、
 そう思えます。
 日本は道徳観の高いマナーの国であったはず。
 日本の良き特異さに一番気づいてないのは、今の日本人なのかも知れませんね。
 是非ご一読を。