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神職養成講習会

台風19号は西に、20号は東に、幸いにも山口県を外れて通過。                                                      しかし大雨の地域もあったようで、これからがいよいよ台風シーズンなだけに、日本列島をお守りいただきたいと神々に願うばかりです。

さて、山口県内神社の事務機関である山口県神社庁では、毎年夏に「神職養成講習会」を開催しています。                                  今年も7月24日から8月24日までの一カ月間の合宿に、北は北海道、南は九州から29名が参加して「寝食を共にする神職の研修」が行われ、無事全員が修了証を手に郷里に帰って行かれました。

           山口県神社庁講堂で行われた「閉講式」、受講生代表謝辞。

山口県での講習会は「合宿制」が伝統となっています。                                                          昨今は共同生活の経験も少ないことから戸惑いを覚える人もあるのですが、互いに助け合い教え合う「共磨きの精神」を育むことができ、同じ道を目指す仲間との交流は大きな励みとなります。                                                                              また、朝の日供祭(にっくさい)を順番で奉仕するため、夜はその練習を共に教え合うことで作法がしっかりと身に着くことなど、合宿で行うメリットは大きなものがあります。                                                            そして、講師陣は県内の神職が各科目を担当し、学術的な話にとどまらず実践的な講義や指導で、幅広い知識が得られるのも特徴です。

これは、神職及び子弟の教育を目的として江戸期に創設された「凝成館」(ぎょうせいかん)の伝統を引き継いでいるからであり、明治30年には「山口国学院」と改称され、昭和61年廃校となるまで神職養成学校としての歴史があったからで、今も「凝成館」の建学精神を大切に養成講習会を開催しています。

神職を目指す道は、大学の神道学部に進むほかにも、こうした「神職養成講習会」で初級の神職資格を得るという                                道もあります。                                                                                      そのためには、奉仕予定神社宮司の推薦と自身の神道への改宗が基本条件となりますが、神社とのご縁で様々な方が神職資格を目指してくれることは大歓迎です。

私も平成4年から講師を任命され及ばずながら講義をもたせていただいておりますが、日本各地から、年齢も様々、そしておかれた環境も違う人たちが、初めて聞く言葉、初めて行う作法に戸惑いながらも真剣に取り組んでおられる姿勢には感動すら覚えます。                                                            そして同時に、指導する立場としての責任の重さも毎年感じるところです。

今年も山口での一か月間を終えた皆さんが、全国津々浦々の神社で、充実した神明奉仕の日々をスタートされることを願ってやみません。

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