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お白石持行事

国民の総氏神と崇められ、心のふるさとと親しまれる「お伊勢さん」。
神宮では、20年に一度、社殿や神宝・装束に至るまでの総てを新しく造り替え、
神様のお力の若返りを願う「式年遷宮」が行われています。
永遠に神様のお力を頂くために繰り返されるこの祭りは、繰り返し甦ることによって
「常若(とこわか)」であることを求め、1300年以上前から行われてきました。
今回で第62回を迎え、8年前の「山口祭」から始まり、いよいよ今年10月には
完成した新宮へと御神体にお遷り頂く「遷御(せんぎょ)」が執り行われます。
その前の7月・8月に、新宮の御敷地に白石を敷く「お白石持行事」が行われます。
この行事は、伊勢の地元神領民のみに許された奉仕でしたが、第60回より
「一日神領民」として全国から希望者が参加できるものとなりました。
   お白石持行事 http://isesengu.jp/index.html
そして去る8月19日、外宮のお白石持行事の奉仕に、遠石八幡宮から37名が
参加してきました。
DSC_0075.JPG
白石を載せた奉曳車の綱を曳き、外宮まで長い距離を歩きます。
特別な暑さの中でしたので心配しましたが、みなさん無事帰ってこられました。
神様が遷られる前、完成したばかりの光り輝く新宮近くに足を踏み入れることが
できるのは、この行事参加者のみです。
    shiraishi.jpg
          真新しい社殿の前に一人一人白石を敷く
私も20年前にその感動を味わいましたが、言葉に尽くし難いほどの感動を
今回も多くの方々が実感されたのではないでしょうか。
この度参加した皆さんの感動が、様々な形で伝わり、広がり、次の遷宮へ
次の世代へとつながっていくことを心から願う次第です。
まもなく、総てが新しく調えられた神宮では、10月2日に内宮遷御が、
5日に外宮遷御が行われ、新宮に遷られた天照大御神、豊受大御神のお力が
常若に甦ったことを祝い、それぞれ翌日には天皇陛下の幣帛が奉られます。

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